あなたは思い通りの現実を実現できていますか?
なんだか思い通りにいかない、イライラしたり不安になることがありまよね。
我々が生きているこの現実世界では、思考したことが現実化するまでにタイムラグがあります。
今回は、この現実世界、すなわち物質世界で思い通りの現実を引き寄せる考え方を説明します。
他人を活用できているか?
私がプラントエンジニアとして、大規模な工場施設を設計しているのですが、私の担当の機械分野だけでなく、土木建築、電気計装、監理部門など、業務タスクは多岐に渡ります。
この工場施設の設計という大規模かつ複雑な仕事は、到底ひとりではやりきれないです。
実際に私の経験を話すと、新入社員の時に比べて、どんどんやることが増えていくわけですが、それでも一人でやろうとして、残業が増え、ストレスが増えていきました。
ある困難な仕事の時、大きなミスをして、改善するのにさらなる業務負荷がかかり、ついには挫折してしまいました。
精神的にもボロボロで、同じように苦労された先輩に励ましてもらい、気持ちが落ち着いたことを思い出します。
このとき私が困っていると、心配してくれて支えてくれる先輩や同僚が結構いることに気づきました。
そして、今まで無意味染みついていたプライドがはがれ落ち「人を頼ってもいいんだ」と、はっと気が付きました。
それまでは、分からない時に人に聞く、業務タスクを分けて得意な担当者に振り分ける、このことは頭でわかっていても、本当の意味で理解できていなかったのだと思います。
その後、次の案件ではこの「人を頼る」ことを実践して行ったら、ことが上手く運ぶ運ぶ、とても良い結果を得られました。
今では、自分の力と同じように、他人の力を引き出し活用することで、より困難なこともできると思えるようになりました。
自分の体も道具である!
次に、自分と言うものを考えるとき、心、頭、体に分けて考えることができます。
これは感情、思考、肉体と言い換えることもできます。
この時、心で感じ、頭で計画を立て、体で行動する、という順序で進みます。
さらにこのことを、魂と精神と肉体の話に紐づけると、体とは魂の乗り物だととらえることができます。
すると自分の体でさえ、自分ではなく道具の一種と考えられます。
自分の体について考えた時、思い通りになる面もあれば、一流のスポーツ選手のような体使いができないという意味では、使いこなせていない状態があることがわかります。
このことからも体を道具としての一面が理解できと思います。
体を使っていくと、次に、自分の体、良い例では手だけでは限界が出てきます。
例えば料理しようとしたとき、手だけでは、ちぎるくらいしかできませんが、包丁で好きなように切ることができますし、ボールやフライパンなら混ぜたり焼いたりと、手でできないことができるようになります。
つまり、これら道具も使いこなしているわけで、使いこなしているのは自分であり、体の延長のように使えています。
車や工具が道具であることはわかりやすいですが、鏡が自分を写すもの、テレビは楽しむものなど役割のある道具ととらえることができるわけです。
ここで言いたいのは、自分の体も物質世界では一つの道具であり、またこの物質世界自体が自分に経験を与えてくれる道具なのです。
物質世界を味方につける
今、自分の体や道具は自分が使いこなし、人生を豊かにする道具と言う考え方をお伝えしました。
最初に、他人を頼ることで大きなことができることを説明しました。
他人というものについて、言い方は悪いですが、道具としての一面が見えてきます。部下を使うという言い方もありますね。
他人を頼り、任せることは、自分の願望を手伝ってもらっていることになります。
言わんとしていることが、わかってきましたか。
そうです、この物質世界は自分の体を含め、自分が物質世界を体験するための道具なのです。
体を自由に動かし、モノや道具で便利にしながら楽しみ、人と関わりあって成し遂げもし共感もしています。
これまで、思い通りにならないと思っていたこの現実世界は、物質世界の環境を敵のように感じたからなのです。
しかし実は、思い通りに体験するための環境であり、味方だったのです。
周りの環境が敵だというあなたの思い込み通りに、敵として演じて現れていたのでした。
まとめ
- 他人を活用する :自分は一人ではないし、他人も味方である
- 体も道具である :魂から見れは体も道具である
- 物質世界を味方につける:体、道具、他人、環境も体験するための道具
この物質世界は自分の魂の遊び場です。
魂からしたら体も道具も他人も遊び道具であり、味方なのです。
今まで一見して敵だと見えた人や環境も実は敵と言う役割を演じてくれているのです。
この現実世界・物質世界を思い通りに生きるコツは、身の回りを味方として愛し、任せることではないでしょうか。
最後に、一番身近である肉体を酷使しすぎず、労わってあげましょうね。
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