コミュニケーションは日々の生活で欠かせません。
しかしながらコミュニケーションの悩みを抱えている方は少なくありません。
今回はコミュニケーションとは何なのか、そしてコミュニケーション能力を向上させる方法をお伝えします。
コミュニケーションとはエネルギーの伝達
先ずコミュニケーションとは何かについて説明します。
心理学の交流分析の考え方で人との関わり方をストロークと呼びます。
このストロークによってコミュニケーションをしていると考えてよいでしょう。
肯定的ストロークは相手を褒めたりすることで、否定的ストロークは相手をけなすことと理解すればよいと思います。
そして、このことを高い視点から見ると肯定的ストロークは相手にエネルギーを与えている状態、否定的ストロークは相手からエネルギーを奪ている状態です。
イメージしてみてください。
褒められると嬉しくて元気になりませんか。
けなされるとムカついたり悲しくなったりしませんか。
感覚的にエネルギーの移動を理解いただけるかと思います。
コミュニケーションの伝達力の比較
コミュニケーションは単純に人と面と向かって話すだけでなく、電話で話す、メールで話す等様々なツールがあります。
コミュニケーションの伝達力、すなわちエネルギーの伝達力がそれぞれのツールで異なることを説明します。
先ず人と直接話すのが一番相手に伝わります。
音だけでなく、声色、ジェスチャー、表情等多くの情報が伝わるからです。
お互いの反応がリアルタイムで確認でき、また質疑ができるもの大きなメリットですね。
次に電話も効果的で、視覚情報はないもののそれ以外は直接話すのに近い効果が得られます。
最後にメールは文字だけになるので情報量がかなり限られます。
リアクションの情報も文字だけな上に時差が生じることも、難しさの一因となります。
ただし、お互いの時間を選ばないメリットはありますね。
相手との距離が近いほどエネルギーが交換できていると考えています。
相手を説得する効果的な方法
それでは具体例を話していきましょう。
あなたに特技があり、それを相手に売り込む場合の効果的な方法についてです。
先ずは、情報発信するにあたりブログやメルマガを使うかもしれません。
これは拡散するために、時間を選ばずに多数を対象にできることがメリットです。
しかし伝わる情報であったり、エネルギーは小さいと言えるでしょう。
次に効果的なのは動画で発信することです。
映像となりますが、写真よりは動画の方がはるかに情報量は多いです。
一方通行という弱点はありますが、時間を気にせず発信・受信できることもメリットですね。
さらには、電話での対応、テレビ電話での対応はより情報量が多くお互いのエネルギーを交換できるようになるでしょう。
そして、やはり効果が高いのは直接会うことだと考えます。
だからこそセミナーや体験学習のようなものが価値があるのです。
これまでの説明の通り、距離が近いからこそエネルギーを確実に伝達できるため効果が絶大なのです。
ですから、受け取る場合、与える場合においても適切な方法を選択することが大切です。
相手に感情を伝える効果的な方法
説得と同様に感情を伝えるうえでも同じように言えます。
好きな人に告白する場合を想像しましょう。
メールで告白するとします。
どれだけ感情が伝わるでしょうか。
電話で告白するとします。
物足りないと思いませんか。
やはり直接会って自分の気持ちを伝える方が相手に届くはずです。
ただし、エネルギーを伝達していることを拒んでいたら、想いをうまく言えないかもしれません。
いわゆる恥ずかしいというやつです。
それについては手紙の方が落ち着てい文章を考えられるかもしれません。
この場合の結論は、テンパりそうならば手紙を書いて直接読むでどうでしょうか。
エネルギーの伝達と距離の関係
上記の例のとおり、より自分のエネルギーを相手に伝えたければ距離が近い方が良いことを説明しました。
さらに掘り下げて考えると、よりエネルギーを伝えるのに直接触れる、つまりスキンシップということになります。
ストロークの分類でいえば肉体的ストロークに当たります。
具体例を出せば、政治家が握手するのはそのためだったのです。
赤ちゃんがママに抱っこされて落ち着くことや、恋人が裸で抱き合ったりするのはエネルギーを最も近くで交換していることになります。
さらに言うと胎児は母親の胎内にいるわけですし、恋人がセックスするのも体内にいることになり超近いわけです。
エネルギーの伝達と距離の関係を頭の片隅に置いてもらって、コミュニケーションに役立ててもらえれば幸いです。
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