少年ジャンプの人気マンガ「ハンター×ハンター」は、本ブログで提唱するマインドポイント思考と照らし合わせても、非常に大切なことを伝えてくれます。
今回は、ハンター×ハンターに学ぶ人生の教訓としてハンター試験までのエピソードから教訓を紹介していきましょう。
ハンターとはまさに人生そのもの
ハンター
貴重で入手困難なアイテムを追いかけることに生涯をかけている人たちの総称(コミック1巻、002話)
ハンターの職業についての説明ですが、この設定からすでに奥が深い!
この説明を以下の言葉に置き換えて読んでもらうと、その意味が理解いただけると思います。
「貴重で入手困難なアイテム」は幸せやお金等の目的、「追いかけること」とは行動することである。
つまり、ハンターの職業を説明しながら、人生の意味の一つである目的のために行動することを説いているのです。
みなさん、人は生まれながらにハンターなのですよ。
怒りを知ればその人のこだわりがわかる
その人を知りたければその人が何に対して怒りを感じるか知れ
(コミック1巻、002話)
クラピカとレオリオが船上でケンカになった際、ゴンが船長に言ったセリフ。
叔母のミトさんに教わった言葉である。
怒りなどのネガティブ感情は自分の心のスキマ(すべきである、~でなければならない等の執着)から発生する感情であると考えます。
それゆえに怒りを知ることで相手の心のスキマを理解することができるのです。
わかりやすく言えば、相手のこだわりを知ることができるということですね。
動物に好かれる
いいハンターってやつは動物に好かれちまうんだ
(コミック1巻、001話)
主人公ゴンの回想シーンにおける、カイトのセリフ。
動物に限らず子供もそうですが、動物は相手の存在(エネルギー)に敏感です。
特に動物は野生で暮らしており生きるために外敵の気配を感じなければなりません。
そのセンサーが敏感に発達しているため、敵意のあるエネルギーと善意のエネルギーを感じ取ることができるのでしょう。
ハンター自体は目的物を奪う仕事でもありますが、いいハンターは目的物を保護して守ることもあり、周囲にエネルギーを与えます。
そのため、いいハンターは動物たちにも好かれるということです。
動物に好かれるくらい心を満たし、エネルギーを周囲に与えていきたいものです。
ドキドキ2択クイズの教訓
息子と娘が誘拐された。一人しか取り戻せない。
①娘、②息子
どちらを取り戻す?
(コミック1巻003話)
ゴンたちが試験会場に向かう際に、関門の一つとして出題されるクイズである。
クイズには①か②で答えること。あいまいな返事は間違いと見なされる。
この問題の答えはコミックで確認してください。
このような選択問題に対して、ゴンたちは観察力と柔軟な発想で解決していくのだが、ここにも人生の教訓が込められている。
常識にとらわれず、限られた選択肢の外側にも意識を向け、最善を見出しているのです。
人生の中でも、決められたレールをあえて外れた道を行くことや、善と悪では判断できない場面で第3の選択肢を選ぶ場面など、頭を柔らかくすることが必要です。
では、頭を柔らかくするにはどうすればよいのか。
心に余裕を持ち、充実させ、集中することで天才的な閃きがわくことがあります。
心をコントロールしていつでも閃きがわくような状態を維持しましょう。
世の中の成功者や天才は、この人間に秘められた力をうまく使っているのですよ。
なお、このような選択肢の範囲外の回答は作中によく出てきており、ハンター試験の3次試験トリックタワーからの脱出の最後の別れ道の場面(コミック3巻022話) や、その他にも選択を迫る場面が多くでてきますので確認してみてください。
君の気構え次第
ほとんどのプロハンターにとって、この(ライセンス)カードは命よりも大事なものであると同時に意味のないガラクタ同然なものであるのです。
大事なのはハンターになってから何を成したのかですよ
(コミック4巻、035話)
不本意な形でハンター試験に合格したゴンに対し、1次試験間のサトツが言ったセリフ。
このライセンスカードを実生活で例えると「お金」も同じと言えないでしょうか。
お金は努力や運の結果として手に入るものでとても便利なものであると同時に、それ自身では腹の足しにも道具にもならない紙切れであると言えます。
お金に執着するよりも自分の人生の方が大切である、という見方をすることができると思うのです。
自分の人生を豊かにするためにお金を稼ぐのに、プライベートを顧みず残業や休日出勤して働いて、心身をボロボロしていては本末転倒ではないでしょうか。
仕事に人生の生きがいを見出し一生懸命取り組むのが私の答えです。
お金に限らず資格や名誉も似たような性質があると思います。
いずれにせよ、お金よりもあなたが何を成したかですよ。
ハンター試験編としてはここまでです。
ハンター×ハンターは先が長いですので、まだまだ考察していきますよ。
では次の記事でお会いしましょう。
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