大谷翔平選手が高校時代に書いた「目標達成シート」が有名になりましたが、元ネタは原田隆史氏が発案した「オープンウィンドウ64」となっています。
今回の記事はこのオープンウィンドウ64の使い方を解説するとともに、本当の意味を公開します。
最後に白紙シートのダウンロードもご紹介します。
オープンウィンドウ64の使い方
先ずオープンウィンドウ64の目的としては、設定した目標に対して具体的な行動に落とし込むことにあります。
それでは早速、オープンウィンドウ64の使い方を説明しましょう。
- ど真ん中のマスを目標で埋める
- 中心の周囲8マスを基礎思考で埋める
- 中心の基礎思考8マスをコピーする
- それぞれの基礎思考にたいして、8マスの行動思考で埋める
- コツ
1.ど真ん中のマスを目標で埋める
・9×9のど真ん中に達成したい目標を記入します。
2.中心の周囲8マスを基礎思考で埋める
・ど真ん中の目標を達成するための小さな目標を8つに分解し周辺の8マスに記入します。
・この8マスは基礎思考と呼びます。
3.中心の基礎思考8マスをコピーする
・この8マスを外周8エリアの中心にコピーします。
4.それぞれの基礎思考に対して、8マスの行動思考で埋める
・コピーした基礎思考8マスの一つ一つについてさらに小さな目標8つに分割しその周辺8マスに記入します。
・さらに小さな8分割×8個=64マスを行動思考と呼びます。
・この64マスが具体的な行動目標となります。
5.コツ
・基礎思考、行動思考とも8つに分解するにあたり10個以上なるべく多くアイデアを出し、8個に厳選する。
・記載する順は上から時計回り。こうするとアイデアが出やすい。
・8つの基礎思考のレベルを合わせる。基礎思考と行動思考を混同しない。
オープンウィンドウ64とマインドマップの関係
オープンウィンドウ64を眺めたり使ったりしていると、あることに気が付きます。
それは、オープンウィンドウ64は構造がマインドマップと同じなのです。
マインドマップとは思考をブレイクしたり、アイデアを出したり、物事を記憶する際に使ツールです。
中心にメインテーマを書き、そこから枝を繋げていき、その枝の上にキーワードを書きます。
枝は四方八方に分岐しながら関連キーワードをプロットしていきます。
つまり、比較すると以下のようになります。
- マインドマップの中心がオープンウィンドウ64の中心の目標
- マインドマップの1段目の枝が8マスの基礎思考
- マインドマップの2段目の枝が64マスの行動思考
オープンウィンドウ64の方が数を限定し、マスという形をとっているので文章が書きやすくなっている点で、目標達成に特化しています。
結局のところやっていること、目的とするところは同じだったのです。
オープンウィンドウの本当の意味とは
オープンウィンドウ64しかり、マインドマップしかり、一つの目標に対して自分ができるところまでブレイクしているということになります。
目標を自分の行動にまで落とし込むことが苦手な人がとっかかりとして使うのが、この2つのツールと言えます。
マインドポイント思考の中でも目標達成について、ブレイクする方法を説明してきましたが、やっていることは同じなのです。
目標という高い到達点に対して、階段状にブレイクしていって、自分が登れるレベルのステップにします。
すると1本の階段が出来上がります。
オープンウィンドウ64では上下左右斜めと8方向からの階段でつながり、中心の高い到達点に登れるような構造になっています。
イメージするならばピラミッドの形です。
このピラミッドのイメージを持っているとオープンウィンドウ64の効果がさらに高まります。
オープンウィンドウの白紙シートのダウンロード方法
最後にオープンウィンドウ64の白紙シートのダウンロードの方法をご紹介します。
以下のサイトでは無料でダウンロードができますので確認してみてください。
https://a5log.com/wp-content/uploads/2018/06/原田式_OW64.pdf
今回のオープンウィンドウ64については、原田隆史氏の書籍にも詳しく記載がありますので参考にされるとよいと思います。
原田メソッドでは、その他目的目標設定シートや日誌等いくつかのツールがありますが、この書籍ではオープンウィンドウ64に特化した内容になっているのでおすすめです。
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さらに、原田メソッドについて考察した記事もあり、習得に役立つと思いますので参考にしてみてください。
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